田中のくせに!!













「…お、おはよ~!」



「…お、おぉ。おはよ…」




翌日、起きてリビングに行くと



ちょうど朝ご飯を食べているところの田中と目があった。




「…寝癖ついてんぞ」



あたしから目を逸らして、ボソッと言う田中。




「あ、マジで?ありがと…」



「……うん」




…なんか


気まずい…




田中もあんまり、こっちを見ようとしないし。




「は、早く飯食べろよ」



「う、うん」




田中の前に座って、トースターで焼いた食パンにジャムを塗って。





「…な、なんかこのジャム、いつもと違くない!?」



「同じだろ」



「そ、そっか…」





微妙に会話が弾まないまま、黙々とご飯を食べた。