「…最近さぁ、まどかと田中、全然話してなくない?」





掃除中、箒片手にそんなことを言い出したのは友梨。






「…そう?」



「そうだよ。前はもう少し話してたじゃん。

…喧嘩でもした?」




「…別に」




「……ふーん」






疑わしげに、ジーッとあたしの顔を凝視する友梨。





「…なに?」




「…別にぃ?なんだかんだ、まどかって全然話してくれないなと思ってさ」




「…そんなこと」




「いーよ、もう。まどかゴミ捨ててきて!」





そして友梨はフイッとあたしに背を向けて、別の子のところに行ってしまった。