「田中クンともよく来るんだ~?♪」
莉恩ちゃんが戻ると、なぜか異様にニヤニヤしている瀬名晴人。
「よくっていうか…二回くらいだけど」
「ふ~ん?」
「っていうかそのニヤついた顔やめて。キモい」
「キモいって。はじめて言われたんだけど~!?」
そして一人でゲラゲラ笑ってる。
ダメだ、コイツの笑いのツボが全くわからない。
「ていうか!今日のアレ、なに」
「アレって?」
「彼氏候補とかいうの!
変な冗談言うのやめてよ」
莉恩ちゃんが運んできてくれたお冷をグイッと飲み干す。
あ~、おいしい。
「別に冗談言ったつもりはないんだけどな~」
瀬名晴人は相変わらずニヤニヤ笑ってる。
「それにしてもすっごく嫌そうだったねぇ、田中クン。俺とまどかチャンが出かけるの」
「…そうだっけ?」
「てっきり、追いかけてくると思ってたんだけどなぁ」
なんでだろ~?なんて瀬名晴人は不思議そうだけど
「…追いかけてくるわけないじゃん」
「へ~?」
瀬名晴人がヘラッと頬を緩めた。



