「んじゃーお世話になりました!」
翌日の朝。
玄関に立つ旭さんを、見送るあたしと田中。
このままじゃ埒があかねぇ!ミキが許してくれるまで全力で謝り続ける!!らしい。
「ミキさんによろしく」
「おー!また遊びに来「来なくていいから」
「……」
速攻で拒否られ、悲しそうな旭さん。
「おまえな!
そこは社交辞令でもまたいつでも来てね♡って言うとこだろーがっ!」
「マタイツデモキテネ」
棒読みすぎる…。
「…おまえなー、そんなことしてると、大事なモンなくすからな!!」
はあ?と田中が顔をしかめるのと同時に、グイッと突然腕を引っ張られて
…額に、何か当たる感触。



