「まどかー、おはよ!よく寝てたね~」 「あ…おはよ~」 次の日。 目が覚めると、他のみんなはもう目覚めていて、身支度をしていた。 「それにしてももう3日目なんて、早いよねぇ」 ボストンバッグに荷物を詰めながら、美弥子がしみじみと言う。 今朝でこのホテルは最後。 朝のうちにチェックアウトして、今夜は別のホテルに泊まる。 部屋のメンバーもまた違くなるから、なんだか寂しい。 「今度から教室でももっと話そうね!」 なんて皆で約束して、部屋を出た。