「恋してたんだ…田中のくせに」



「ほんと…田中のくせに」




いつになく厳しい表情の2人。



2人とも一体、田中のことを何だと思っているのか…。




「でも、まだ付き合ってはないんでしょ!?」


「う、うん…」


「じゃぁ、アタックするしかないでしょ!!」




力強く言い放つ友梨。





「あ、アタック!?」



「そう!

ちょうど、もうすぐ修旅だし?


田中をメロメロにさせちゃおー!♡」




め、メロメロ?田中が?



「メロメロになってる田中…全く想像できないんだけど」


「見てみたくない!?」



見て…みたいけどさぁ。



「任せて!
あたし達が色々プラン考えてあげるから!
ねぇ小夏!!」



「うん」



ニッコリ微笑む2人はまるで天使のよう…だけど。




「名付けて、
“田中、まどかにゾッコン♡メロメロ♡大作戦♡♡”開始ー!!」





やっぱり不安しかない!!!!!