「早く起きろ、遅刻すんぞ?」



バッチリ制服を着てカバンも持って、呆れ顔の田中。



「今何時?」


「8時3分」



…え?




一瞬、思考回路が停止して。




「……ち


遅刻だー!!!」




慌ててベッドから飛び降りた。