突然の恋~soccer boy~


昇降口にはサッカー部の男子、女子がスパイクに履き替えている。

私はこの光景が好き。
みんなで集まることのできる昇降口。
今日あった出来事を話すサッカー部の男子、女子。

そんな場所は笑顔が絶えない…



そんな事を考えていると女子達の黄色い声が近づいてきた。


健が部活をするため昇降口に来たのだ。
もちろん女子達も一緒に…


私は隙を見て結菜と有紗を連れ戻した。

私達は校舎の周りを2周して基礎練習をやった。

「ふぅー。疲れたー!水飲んでくるね♪」

私はそう二人に伝えて水を飲みに昇降口に行った。

健のファンの女子は帰って静かになった昇降口。

水道の蛇口をひねって水を出す。
夏だからか、水は少しぬるい。


ひねった蛇口を元に戻し、顔をあげた瞬間

ビシャ

「うわっ!冷たっ!!」

笑って私を見ている

「冷たい?ニヤッ」

そこには、眩しい笑顔…いや、意地悪な笑みをうかべている新藤健がいた。