大好きなんです、先輩。

「萌絵?」

はっ!いつの間にか先輩が戻ってきてた。

「大丈夫か?疲れたよな。少し休むか。ちょっと待ってろ。」

「あ、はい。」

私が返事をすると先輩はどこかへ行ってしまった。

どこ行ったんだろう?

しばらくすると先輩がクレープを持って帰ってきた。

「萌絵いちごだったよな?」

「あ、はい。ありがとうございます。」

お金。と言って、財布を出すと

「今日は付き合ってもらったし。奢らせろ。」

その一言で先輩はお金を受け取らなかった。

「じゃあ。ご馳走様です。」