大好きなんです、先輩。

「バカ。萌絵はすぐ強がるんだから。」

志穂美の話してみてよ。の優しい言葉に

私は話すことにした。

「あのね…」

私は時々泣きそうになりながら

航介先輩が好きなこと、航介先輩には彼女がいて、それが理由で避けていたこと、昼休みにあったこと。全部話した。

私が話しているとき

志穂美はずっと手を握ってくれていた。

私は恵まれてるな。