「え?私がお金持ちっていう事、知ってるの?」


私は、親が社長だなんて一言も言っていないはず…


「皆知ってるよ?結愛の親、ブランド品の社長だろ?だって俺、そのブランドの服買ってるから、結愛に会えて嬉しかった。」


そう言ってくれたのは、優羽だった。


「ありがとう。でも、特別扱いされるの、元から嫌いなの…」


「そうか。でも珍しいな!特別扱いされるの嫌いなんて!俺だったら、絶対に特別扱いしてもらうけどな!」