「ちゃんと掃除しなさいよ??」 「はーい」 「早く起き上がる!!」 「わかったよ!!」 あまりにもうるさいお母さんに負け、しぶしぶ体を起こして掃除をはじめた。 「ちゃんとしなさいよ??」 「わかってるよ」 「あと2日で年も明けるっていうのに…」 私が掃除を始めたのを見ると、ぶつぶつ言いながら一階に降りていった。 「あと2日か…。早いな」 壁に掛かったカレンダーを見て呟く。