藍羅サイド

……怖かった。泣きたくなるほど怖かった。

でも涙はもうでない………。

ただ何も言わずに自分を責めることしかできなかった。

…いまからどこ行こう…

行く当てのないわたしは

近くにあった公園で休むことにした。


……もしここにあいつらが来たらどうしよう………

…するとどこからか声が聞こえた

「…もしもし?うん、わかってる。うん。自分でつくって!うん………ってこんなとこでなにしてんの?あなた、ブチっ」


…こっちに来る……

「…あなた大丈夫?」


綺麗な人……大丈夫っていわれても

「大丈夫です…」

っていうしかない。