ルナSIDE

『私は新美 ルイの双子の姉なんですけど…二卵性で、似ていなくて…
ルイは昔から愛想がよくって、とても社交的なんですけど、私は愛想が悪く、人見知りで、社交的でわないらしく
お父さんとお母さんから嫌われていて…
暴力などをふるわれていて…まぁ、虐待です。
だから、小学校卒業したら家を出ようとしていたんですけど、それがバレて、今まで部屋に監禁されてたんです…』

海斗さんは、こんな私のこと、どう思うのだろう…

捨てられる?拒否される?

怖い…震えが止まらない…さっきまで怖いなんて気持ちなかったのに…

怖い…海斗さんに会えなくなるのが、怖い…

「ギュッ よく頑張ったな…」

だ、抱き締められてる?なんで?

捨てられるんじゃないの?

「俺なぁ、新美 ルイと政略結婚をすることになってるんだよ…でもなぁ、やっぱ止めたわ…」

えっ?ルイと?政略結婚?

ルイと?ルイと?ルイと?ルイと?

『ルイだけは絶対にやめた方が身のためです!!』

怖い…怖い…あの子は 悪魔 だ…

震えが止まらない…怖い…怖い…怖い…怖い…

「何があったんだ?でも、言っただろ?止めたって…」

『えっ?止めたって…そんな簡単に…』

「俺んちの方が上なんだよ。だから破棄できるといえば簡単にできるんだよ。」

『はぁぁぁ。良かった…』

本当に良かった…色んな意味で…

「なぁ、俺の女になれよ…」

『ふぇ?』

いきなりで声がおかしくなった…

「たからさぁ、あの…新美 ルイとの結婚、破棄 するからさぁ、かわりに俺の女にならないか?」

『…でも、私と結婚しても 利益は全くありませんよ?』

そう。私と結婚してもあなたに利益は全くといっていいほどないんだよ…

私的には結婚したいよ?好きだもん…

「利益とかどうでもいいからさぁ、俺の女になれよ…、俺とずっと一緒に居てくれよ…」

ダメか? と、優しく聞いてくれる海斗さんに私はもう…

『本当に私でいいんですか?』

「ルナだからだよ…」

そんな色っぽい目で言われると、断るにも断れないじゃないですか!

断る気は全くなかったけど!!

『利益は無いんですよ?』

「利益は関係ない」

『料理とかやったことないので上手にできるかわかりませんよ?』

「料理なんか誰かにつくってもらえばいい」

『…わたし、汚いですよ?』

お父さん、ほんとうざい…

「俺がもっと汚してやろうか?」

『え?綺麗にするとかじゃなくて、逆に?』

「あぁ。」

『フフッ 私なんかでよかったら、隣にいさせてください。』

「あぁ。」

ギュッ

どちらからでもなく、抱きあった

吸い込まれるような感じだった……

私達は何分か抱きあっていた…

突然

「なぁ、そう言えばルナって何歳なんだ?」

『んー 今年って何年でしたっけ?』

今日って何日だっけ??

「あ?20**年 5月10日だ。』

『んー…今、15歳で、7月10日、二ヶ月後に16歳になりますね…』

「 ! 15歳なのか!?」

『はい。ルイだって15歳ですよ?』

「そう言えばそうたったな…」

『そんなに15歳に見えませんか?』

んもうっ!失礼しちゃうなぁ

「あぁ。わりぃわりぃ…」

絶対に悪いっておもってないよ!!

『ぅーー』

「ははっ… ほら、ごめんな?」

ふんっ!

私は頬を膨らませ、顔を反らした

「ごめんって… なぁー?」

ふんっ

「ルナ…」

ちらっ

私は少し振り返ったらすぐ前に海斗さんのかおがあった

チュ 『ンッ…ヤァ …』

わたし、怒ってるんですけど!!

海斗さんの舌が無理やり入ってきた

『ンッ……ヤァ……ンッ ……ァ……か……い…と……さん……ンッ』

「海斗、海斗って呼べ。呼んだら止めてやる…」

意地悪…

『……か……い…と…』

チュ リップ音をたて、やめてくれた

何故か名残惜しい自分がいる…

『はぁ はぁ はぁ …』

「もう一回呼んで?」

『……か、海斗…』

恥ずかしい…

「これからよろしくな♪ルナ!」

『はい…////』

「敬語、止めろよ?」

『う、うん。///』

「離せって言ってもはなしてやんねーからな?」

『うん。離さないで?』

「フッあぁ。」