沙織が心底残念そうに言った

「そうなの?まぁ沙織は達也と一緒なんだからよかったじゃない」


「胡桃ってばー!そんなことじゃなくて、私が心配してるのはクラスメイトの方よクラスメイト!」

「クラスメイトなんて放っておけばいいでしょ」


私がそんなことを言うと沙織がもっとデカイ声で叫んできた


「もうっ!そんな呑気なこと言ってられないのよ?クラスメイトが誰だか分かって言ってるのぉ?」

沙織が頬を膨らませながら言ってきた


「うるさいわね。そんなに叫ばなくても聞こえてるわ。で?その問題のクラスメイトって一体誰なのよ」