空牙に抱きかかえられてみんなのところにいくと


「もうくっついた感じなんだね」

沙織が言った


私はなんだか恥ずかしくなって空牙の胸に顔をうずめた


「まぁな。ほら胡桃みんなに離すんだろ?」

「うん。あのね、みんなに聞いて欲しいことがあるの。私の過去を聞いて欲しいんだ」

私がそう言うと沙織も達哉も驚いた顔をした

「いいの?胡桃」


「うん。空牙と付き合う以上はみんなにも知っといてもらいたかったの」


「そっか。まぁ、胡桃のことを悪く言う奴がいたら私が殴ってやるから安心して」



っと沙織がいったが全然安心出来なくて思わず顔が引きつる

でも私のために言ってくれてるのでお礼を言う


「ありがとう。沙織」

お礼を言ってからみんなに自分の過去を話した


話し終えたあとなんだか怖くなって体が震えた


すると空牙が優しく背中を撫でてくれて安心した


「そうだったんですね。話してくれてありがとうございます。僕たちはあなたを歓迎しますよ胡桃さん」