「分かった。」



「あのね………」


そして、私は過去を空牙に話始めた




私にも生まれた時には両親がいた


普通の家庭に生まれ普通に愛されてた



でも一つだけ他の家族とは違うことがひとつあった

それは親戚が一人もいないこと


それも大きくなってから分かったこと



両親は駆け落ちで一緒になって私を産んだからまわりからは縁をきっていた



それでも両親は心臓病の私のことを心配して限りない愛で愛してくれた

そんな日常の中で過ごしていたある日



自分の住んでる家が火事になった


両親はまだ火が上がってない所の部屋の窓から私を出してこう言った