そして、体育祭当日。
100m走は走り終わり1位という結果でした。
まぁ、昔からそこそこ運動神経は良かったし
そして、次はいよいよあの男パラ。
「宮田。」
振り向くと牧瀬が立っていて。
「ん、これ制服。」
袋に入った牧瀬の制服。
まぁ、これしか私の衣装ないしきるしかないか。
「ぁ、ありがと。」
そう言い更衣室に行くが
って、基本的に私と牧瀬身長とかぜっぜん違うのにズボンの丈長!
どんだけ、足なげーんだよ。
ズボンもベルトきつくしないと落ちそう。
苦戦しつつもどうにか着こなした。
だけど、…
「ネクタイ…」
ネクタイとか結べないしー!
ガチャッ
更衣室から出て
牧瀬のもとに行った
「牧瀬!」
クールにポケットなんかに手を突っ込んで歩いている牧瀬が振り向く。
「お?どうしたんだ?」
「いや、あのさーネクタイなんだけどー」
「は?ネクタイも結べねーの?」
ククっと笑っている
「そ、そうだよ?結べないし!」
なんか、開き直っちゃった私。
「何、お前開き直ってんだよ」
「で、おまえは何がいーたい訳?」
意地悪そうな笑みを浮かべて聞いてくる。
知ってるくせにドSだよ。こいつは。
「いや、ネクタイ結べなくてー
でーそれでーんーまぁ、あぁ!もう、牧瀬!ネクタイ結んで!」
なぜか、半ギレになる私。
「最初っから正直にいやーいーだろーが。」
馬鹿だろと言いながら私に近づいてくる。
私の首にネクタイをかけてなにやらやっているが
だんだん、牧瀬の頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいるような感じがする。
「ねぇ、もしかして、結べないの?」
私が聞くと
「は?んなわけねーだろ!毎日結んでんだからさ!」
「ぇ、でも「あ、そうだ。方向だ!向きがわりんだ!」
「ぇ?向きの問題?」
「そうだよ!ちよ、向うむけ」
そう言い。私が牧瀬に背を向けていると
後ろの斜め上から手が伸びてきた。
「ぇ、ちょ、なにやって」
はたから見れば牧瀬が私に後ろから抱きついてるみたいにみえる。
「こーゆーむきになんねーと結べねーんだよ」
牧瀬の声がダイレクトに耳のすぐ近くで聞こえる。
と言うか牧瀬の息の音すら聞こえるくらい近い。
「んしゃ、出来た。」
パッと牧瀬が離れた。
やばい。心臓ぶっ壊れそう。
「あんた。どんな結び方してんのよ。」
「しょーがねーだろ。いっつもこの向きなんだから。」
で、なんで結んだ本人まで少し顔赤くしてんだ。
「んっ、まぁありがとっ!」
それから急いで男パラの出る人がいる入場門に走っていった。
100m走は走り終わり1位という結果でした。
まぁ、昔からそこそこ運動神経は良かったし
そして、次はいよいよあの男パラ。
「宮田。」
振り向くと牧瀬が立っていて。
「ん、これ制服。」
袋に入った牧瀬の制服。
まぁ、これしか私の衣装ないしきるしかないか。
「ぁ、ありがと。」
そう言い更衣室に行くが
って、基本的に私と牧瀬身長とかぜっぜん違うのにズボンの丈長!
どんだけ、足なげーんだよ。
ズボンもベルトきつくしないと落ちそう。
苦戦しつつもどうにか着こなした。
だけど、…
「ネクタイ…」
ネクタイとか結べないしー!
ガチャッ
更衣室から出て
牧瀬のもとに行った
「牧瀬!」
クールにポケットなんかに手を突っ込んで歩いている牧瀬が振り向く。
「お?どうしたんだ?」
「いや、あのさーネクタイなんだけどー」
「は?ネクタイも結べねーの?」
ククっと笑っている
「そ、そうだよ?結べないし!」
なんか、開き直っちゃった私。
「何、お前開き直ってんだよ」
「で、おまえは何がいーたい訳?」
意地悪そうな笑みを浮かべて聞いてくる。
知ってるくせにドSだよ。こいつは。
「いや、ネクタイ結べなくてー
でーそれでーんーまぁ、あぁ!もう、牧瀬!ネクタイ結んで!」
なぜか、半ギレになる私。
「最初っから正直にいやーいーだろーが。」
馬鹿だろと言いながら私に近づいてくる。
私の首にネクタイをかけてなにやらやっているが
だんだん、牧瀬の頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいるような感じがする。
「ねぇ、もしかして、結べないの?」
私が聞くと
「は?んなわけねーだろ!毎日結んでんだからさ!」
「ぇ、でも「あ、そうだ。方向だ!向きがわりんだ!」
「ぇ?向きの問題?」
「そうだよ!ちよ、向うむけ」
そう言い。私が牧瀬に背を向けていると
後ろの斜め上から手が伸びてきた。
「ぇ、ちょ、なにやって」
はたから見れば牧瀬が私に後ろから抱きついてるみたいにみえる。
「こーゆーむきになんねーと結べねーんだよ」
牧瀬の声がダイレクトに耳のすぐ近くで聞こえる。
と言うか牧瀬の息の音すら聞こえるくらい近い。
「んしゃ、出来た。」
パッと牧瀬が離れた。
やばい。心臓ぶっ壊れそう。
「あんた。どんな結び方してんのよ。」
「しょーがねーだろ。いっつもこの向きなんだから。」
で、なんで結んだ本人まで少し顔赤くしてんだ。
「んっ、まぁありがとっ!」
それから急いで男パラの出る人がいる入場門に走っていった。

