君だけに。



「眠いわ〜ほんと」

「琇聖のせいでね…」

「負けて俺にもう一回〜って言い続けたのは誰だろー」

「誰でしょーね〜…いたたたたっ」


いきなり琇聖はあたしのほっぺたを左右にひっぱる。



「もぉ〜!なにしてくれるのさ〜!」

「眠気覚まし」

「このっ、やりかえすんだからっ」


っていっても琇聖は背が高いから小さいあたしにはとどきっこない。