ずっと本人に確かめたかった。



99%は香。
あと1%は…あたしの期待。



「琇聖くんの、好きな人は誰?」



「ははっ、お前も直球だな〜」



「あたしはね、遠回りとかしたくないもん」


君の好きな人は分かってるけど…少しだけ期待してる自分もいる。




「まー、俺は男だしな。言うよ」


そう言ってあたしのところに近づいて…




あたしの目の前に立った。


目を逸らせなくて。



あたしはただ君を見つめた。