君だけに。




「南野さんは…右目だけが見えてません」

「右目…」


「はい。左目が見えるだけでも奇跡です」


「なんで…これって…病気っすか?」


「南野さんの場合、…ストレスか見たくないものを見た…などが理由でしょう」




ストレス…見たくないもの…?


あいつは1人でなにかを抱えてたのか…?


「琇聖…お前が関係してんだろ…」


「俺…?お前…なんか知ってんのかよ…」


「本人には聞いてねぇけど…香見てたら分かるよ…」