毎朝こうやってその男
長嶋晴哉のことを見て1日が始まる。



美里と晴哉は同じ5組。


階段を上ってすぐの教室。


それに対してあたしは1番遠い1組。


そのため5組の前を通らないと
1組には行けない。


端と端のクラスでも
こうやって1日が始まるのなら
特に好きでも嫌いでも何でもない
学校にも先生にも
感謝なんてしてみたり。