「じゃあ、また帰りね~!」



いつものように学校までの
行き帰りを一緒にしている友達
神谷美里といつものように話して
自分のクラスへと歩きだしたとき。


ふと目に入る
美里と同じクラスの1人の男。



「――マジで!?」



今日も、奴はうるさい。


いつになっても変わりそうもない
その姿に思わず頬が緩む。