そんなのわかんねーよ! と言われてもよさそうな 問題なのに気にも留めず 答えをたくさん言ってくる。 それが何だか面白くって [投げて!] という言葉通り 後ろにいる晴哉に向かって 思いっきり投げる。 [もしかしてこの1円玉のために 待ってたとか…?] 言った途端後悔した。 相手が動揺してるのが 見てとれたから。 あたしのために待ってるなんて もし1円玉に対しての気持ちが 強かったとしてもあるはずない。