ブーツにはまたもやいつもの セロハンテープ。 もう慣れてしまった 目の前の光景を片手に帰ろうとすると 石碑のところにいるある人物。 まだいたんだとでもいうような 視線を送り声もかけないで 通り過ぎると [おい!1円玉返せやー!] 晴哉はさっき呼んでいたうみと いう男子を含む2人の仲間を 引き連れてそう叫んだ。 あたしがそのまま家に向かって 歩みを進めてもなお 後ろからついてくる声は止まらない。