中学2年生になったあの日、私は君と同じクラスになっているといいな。


なんて思いながら自分のクラスに行った。


まさか、君がいるなんて思ってなかったよ。



「……うそ。ほんとに、同じクラス?」



そんなことってあっていいの!?


そこに、私の親友が入ってきた。



「おはよーっ! 唯! ねぇ、やばいっ! 嬉しすぎるっ!」


「おはよう、美空。朝から元気だね。」



私の親友、唯はすごく可愛らしくて、優しい子。かなりモテるんだよね。



唯は、いきなりこんなことを言い出した。


「……それとも、蒼太君がいたから?」


「なっ! 何言ってんの! 唯!」



「えーっ。だって、美空、蒼太が好きでしょ?」


いつもそうだ。唯には昔から隠し事ができない。


「もうっ///……誰にも言わないでよ?」



そう言って私と唯は自分たちの席に着いた。


私は蒼太が好き。でもこの思いは届けることができない。だからいつも祈っている。



…………「君が好き。」この思い、届いていますか?