-----羽野光side-----

俺が廊下を歩いていると、
迷子になっている鈴香がいた。



鈴香の事は
俺の親友の裕樹に聞いていたし、
鈴香の写真も見たから、

すぐ分かった。

それにしても、鈴香可愛いな…。

俺は、裕樹に見せてもらった
鈴香の笑っている写真
を見て一目惚れしていた。

あっ、触ったらどんな反応を
するんだろ。

ふいにそう思って

俺は、後ろからそ〜っと
鈴香に近づいて、腕をグイッと引いた。



俺は、

「どうしたの?」

と、いじわるく言った。

「え……えと……。」

鈴香は、突然の事に
わけが分からず戸惑っていた。



わっ。俺の好みの反応……。
だから思わず…。


「ふふっ、君可愛い。
キスしたくなるよ…。」


「ふぇっ!?そ…そんな事っ…」


ヤバイ。


つい本音言っちゃった。



鈴香は真っ赤になって、
俯いてしまった。