制服は、学年ごと違うらしく、
高校一年生は、
真っ白のブラウスに
赤い蝶ネクタイが付いていて、
スカートは、黒と白のチェック。

とても可愛かった。

そして髪型は、桜色のリボン
が付いたゴムでツインテールにして、
毛先をクルンと巻いた。

メイクは、桜色のチークを
頬にぼかして、唇にピンク色の
グロスを塗った。

「よしっ!これでOK。」

身だしなみを直してから、
朝食を食べに居間へ向かった……。


居間へ行くと、裕樹がいた。

「おはよう…。」

と、一応挨拶した。

「……いい。」

「え?なに言ってるか
聞こえないんですけど!」

「いや…後で話す。」

裕樹はそう言うと、
自分の席に座った。

その時、耳が少し赤かった。気がする。
でも、ちがうよね。

と、勝手に言い訳をして、
自分も席に座った。

テーブルの上には
ふんわりとしたオムレツや、
焼きたてのロールパンなど、


たくさんの美味しそうな料理が
用意されていた。

「うわぁ!美味しそう♪♪
いただきまーす。」


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───しばらくして、
ご飯を食べ終わった私たちは、
学校へ向かった………。