ジリリリリリリリー!!!!

ハッと目が覚めた。

腰に変な違和感。

嫌な予感がして
横をを見ると、裕樹がいた。


私の腰をがっちり腕で
固定していて、

私の頭の下には、手が置かれていて、
腕まくらをされていた。

私は恥ずかしすぎて、

「裕樹!早くどいて!」

と怒鳴った。すると裕樹は

「じゃあキスして」

と、甘い声で言ってきた。

「っ……!やだっ……。
オオカミっ………!」

恥ずかしくて、顔が暑すぎる。

「じゃあ学校遅刻させてやるよ。
ウ・サ・ギさん♪」

「やだよぉ………っ。」

涙を必死に耐えながらそう言うと、

「じゃあキスして?」

と言われた。

もう、しょうがないから、

───チュッ。

私は、裕樹にキスをした。

触れてすぐ離そうとしたけど、
裕樹が私の後頭部を手で
押さえてきた。

「んっ……。ゆう……き……。」

しばらくして、
息が苦しくなってきて、
ポカポカと裕樹の胸を叩いて、
やっと唇を離してくれた。