『さようならー』


帰りのHRが終わった。



「遥!かーえろっ」

横には既にスクバを背負って準備万端な美香。


「ま、待ってもうすぐ…」



私の準備が終わってスクバを背負うと。

「あれ?そのキーホルダー。」



「忘れられなくて、買っちゃった。


チェリーティーの、さくらんぼ。」



「そっか。可愛いね」

美香は優しく微笑んでくれた。



「さあいこう!」