購買には人がたくさんいて私は青ざめた。
もう一度言おう。
青ざめすぎてたおれるところだった。
「 どうしたの? 買わないの? 」
夕凪さんの声で我に返る。
しかし、声は出せないので質問には
答えない。
無理だ......。
今日はお昼ご飯あきらめよう......。
「 人、苦手なんだっけ? 」
質問に答えないのが不満なのか
私の前に立ちはだかってくる。
意味、ないですよ。
そう言うように夕凪さんをすり抜ける。
「 あと、ちょっとだけ待っててください 」
購買に来た人の声にまぎれて
なるべく小さい声で言葉をはっする。
大丈夫かな、誰にも聞かれてないよね。
ばれてないよね? はぁ......、ドキドキした。
「 うんっ、待ってるね 」
夕凪さんのとびっきりの笑顔を見たら、
ドキドキがさらに加速した。
