あまり意味はないがたまご焼きに
思いっきりはしを指す。
学園じゃ、1人の時以外は声をださない。
それじゃなきゃ、見られてしまう。
誰かが気づいてしまう。
だから、「 静かにしてください 」なんてことも
あの人に言えない......。
「 はぁ......――――――――― 」
さっきより長いため息をつこうとした瞬間に
私の授業をじゃました声が聞こえる。
「 お昼ごはん? いいなー...... 」
あまりにも突然のことで手にもっていた
お弁当箱をひっくりがえしてしまう。
「 なんで、夕凪さんがここに......!? 」
「 いや、それより、お弁当っ 」
今はそれどころではない。
「 え、あ、大丈夫です。
でも、なんで、
なんでここにいるんですか.......? 」
教室からは出れないはず。
だから、落ち着いてごはんが食べれると
思ったのに。
「 んーとね、 来ちゃった 」
言っている意味がまったくわからない。
