自分の名前を教えるのがはずかしくなって、 さようなら、と小さくいって教室をでた。 『 さようなら 』 この言葉を人に 言うのはいつぶりだろう。 人、じゃないんだっけ。 あ、そういえば、あの人の名前......。 まぁ、いっか、明日もあえるんだし。 そんなことを思いながら 下駄箱へとつづく廊下を歩いた。