「きりーつ、れーい、さよならー」 そんな事を考えていたら1日が終わっていた。 やべ、葵んとこいかないと。 「伊織ー」 少し焦って鞄をひっつかんでいると、俺を呼ぶ声が。 もちろん愛しの彼女さまである。 最初は遊びで付き合ってたけど、いろいろあって今では両想いだ。 「葵、お待たせ」 「うん。帰ろ?」 俺よりずいぶんと背が低いため上目遣いになる。 あー。やべぇ、理性飛びそう。 「伊織、大丈夫?顔が少し赤いような……」