俺がそう言うと女達は悔しそうに俺の周 りから離れていった。 「ちょっとあんたなの!?私の彼氏誘惑し ないでくれる?!」 恭祐の方は美桜が全部追い払っていた。 おい。恭祐しっかりしろよ…。 「ちょっと伊織今の何?というか放して!」 葵の慌てた声に視線をずらせば顔を真っ 赤にしながらこっちを見上げてる葵が。 何こいつ。俺の事誘ってんの? しかも顔近いことに気付いてないとかど んだけだよ。 「いやだ」 「っ…!」