「え、何


ちょっと…


気になるんだけど、」





「えぇ…」





「えー…

教えてよ」




なんで躊躇うんだ?



「あ、いや、あのさ、



うちの母さんが







お前が異性とニケツしてるの見たって……」








「……………は?」









一瞬固まったのは言うまでもなく、

「いつよ?それ」




「4月の…初めくらい……」






金子の顔を見ると少し申し訳なさそうだった





「……え、してないから。それ、人違いだから」



「え…嘘?」




「なんで嘘つく理由があるのよ


それに私そうゆう相手いない」




金子だって知ってるでしょうよ…


ずっと前から



私の好きな人は




あなたなのだから