your voice



「素敵な歌を聞かせてくれてありがとう」


 私が歌い終わると玲哉さんは拍手と共に私の歌声を褒めてくれた。


「こんなに感動したのは久しぶりだよ」

「!」


 玲哉さんの愛しむような眼差しに、胸がトクンと音をたてた。

 龍臣さんに似ているのその瞳で見つめられると…

 頭が上手に働いてくれない。


「あのっ…あ…」

「ん?」


 “私の顔を見ないでください”

 なんて言えるわけもないし。

 どうしたらいいんだろう。


「どうかしたの?」

「えっと…」

「あ、もしかして緊張してる?」

「!!」