your voice


「ふぅーっ…」


 教室から出たのはいいけれど、他の所でも授業があってるわけで。

 どこでも好きなところに行けるわけでもなく…

 結局私が行きついたのは花が咲き乱れている中庭だった。




「…きれいだな」


 花壇に腰掛けてずっと周りの風景を見ていた。

 太陽も空も雲も風も…花も。

 何にも縛られてなくて、自由で。


 目をつぶれば自然と調和して…

 暖かい陽だまりにとけていきそう。


「ふふっ」


 なんだか気持ちが軽くなってきた。

 きっと今なら歌える。

 そう思った瞬間だった。


「授業サボって何やってるの?」

「!!」