「・・・・」 菅野琴音、か。 相変わらず生意気なやつだ。 俺が疲れて帰ってきたのにもかかわらず、勝手にベッドで寝てるし。 心配した時間を返せよ。 「…“お前”なら、絶対こんなことしてねぇよな」 絶対俺が帰ってくるまで起きてただろ? そして笑顔で俺を迎えて、抱きしめてくれただろ? 「ははっ…」 何考えてんだか。 今となっては… もう……。