連れてこられたのは人通りが少ない校舎裏。 何を言われるんだろう? 不安と緊張でさっきから頭が真っ白。 それに龍臣さん、何もしゃべらないし。 …もしかして、昨日のことに腹立てて退学にさせられるとか?! そんなの嫌だっ! 「龍臣さんっ!」 「ん?なぁに?」 「昨日のことは謝りますっ!でも退学だけは許してくださいっ!」 「えっ…」