いつの間にか感じていた激痛に今気付き、思わず悲鳴をあげた。
「イヤアァァァァァァ!!」
これじゃあ立ち上がれない。
これじゃあ逃げられない。
これじゃあ殺される。
いくら身体に命令を送っても、身体は動かない。
ひたすら痛かった。
早く楽にさせてよ!
「うるさいなぁ。そんなに叫ばないでよ」
鎌が不機嫌そうに言った。
誰のせいで叫んだと思ってんのよ!!
「まぁ、これから静かにさせるからいっか」
ビクッと体が反応した。
逃げろと必死に命令を送る。でも身体は期待を裏切り続ける。
その間にも鎌は近付いてくる。
来ないで!
死にたくない!


