「あー楽しかった。じゃっ、とどめー★」


満足した顔で大鎌を振り上げる。


涙で滲んだ和哉の目には、ニヤリと不気味に笑う鎌が写っていた。


「ここまでボクを楽しませてくれてありがとう。さよーなら」


ぼやけていた和哉の視界が、真っ暗になった。



「あははっ。あはははははっ……あははははははははっ!!!」


鎌は狂ったように笑った。


「そりゃあ楽しいよね。だって、解斗君の大事な人だもん……
絶望させてやる…じわじわ苦しめてやる。絶対殺してやる!!」


鎌の目には、怒りしかなかった。


ぐちゃぐちゃになった和哉の死体と、鎌の言葉が、これから起こる残酷な未来を訴えていた。