すると少年はスンスンと匂いを嗅ぐ仕草をした。


「ふ~ん…」


小さく呟き、ペロリと舌を出す。


「ここら辺に、美味しい魂の気配が★」


ニヤッと笑った少年は近くの家の屋根に飛び乗り、気配の元を探した。