「あっ!」


少年が見付けたのは、炭酸飲料。


すぐにお金を入れ、ボタンを押した。


ガタンッ!


少年は取り出し口から炭酸飲料を取り出し、満面の笑みでキャップを開けた。


そして、中の炭酸飲料を一気に飲み干した。



「ぷはぁーっ♪」


心底幸せそうな顔で息を吐いた少年は、空のペットボトルを軽く投げてはキャッチするのを繰り返しながら、降り続ける雪を見上げた。


やがて飽きたのか、少年はペットボトルで遊ぶのを止め、数メートル離れたゴミ箱に投げ捨てた。


ゴトッ


「よしっ」


上手くゴミ箱に入ったのを見て、少年は小さくガッツポーズをした。