そして、たどり着いたのは、東条さんと吉田さんの宿の一番見渡しのいい縁側だった。


「座れ」


「はい・・・・・・」


「茶を入れてくる。待ってろ」


しばらくして、湯飲み2つをもった東条さんが来た。


「団子とおはぎがある。食いながらでも話そうか」


「あ、はい」


早く大和と話したいんだけどな・・・・・・。


だけど、そう簡単に断るのも悪いし。