「大和、元気ないけど・・・・・・大丈夫?」


私が聞くと、大和は一瞬ハッとしたように目を見開いて、笑顔を見せた。


「ううん。大丈夫だよ」


この反応・・・・・・何か、隠してる?


それに、自分でも表情に出たのがわかってなかったみたい。


それほど何かを考え込んでいるのかな?


「三春、朝ごはん、食べにいこっか?」


大和は部屋を出て、私の目の前にやって来た。


「う、ん」


返事をすると、すぐさま私の手をとって歩き出した。


大和ってやっぱり強引。