あの後は、吉田さんにあいさつをしにいった。

吉田さんはすごい快く受け入れてくれて優しい人だった。


そして今は1~5番隊の隊長達の宿に来ている。

「ここが、俺の部屋。三春の部屋は隣のここね」

宿の中を一通り案内してもらった。

「あ、そうだ!皆に紹介しなくちゃね」


大和は、私の手をひくと歩き始めた。


手・・・・・・温かい。


「大和・・・・・・ありがとう。本当に」


「ん~?何が?」


笑顔で振り返る大和。


きっと、わかってると思う。でも、ちゃんと、聞いてくれるんだ・・・・・・。