(三春side)

目が覚めると、そこには美青年とも言える顔の整った男の人がいた。

そういえば私、どうしてここにいるんだろう・・・・・・。

どうして海辺に倒れているのか、今まで何をしていたのか。何も、わからない。

ただ、わかるのは自分の名前が三春。ということ。

そして、この大和という男の人が優しい、ということ・・・・・・。

冷えている私の体に感じる大和の背中の体温が温かい。

「大和・・・・・・さん」