「そうか?ありがとね」

てゆーか、耳に息かかるんだよね。

今この子おんぶしてるわけだし。

「どこから来たの?」

「わからない」

「そっか・・・・・・。じゃあ、俺と一緒にいる?」

「うん。大和といる・・・・・・」

可愛らしい女の子との出会いは意外なところから。

恋の予感、なんちゃってね。

このとき俺は、まだ三春のことを全然知らないのに、浮かれてたんだ。