(大和side)


俺は、気づいたら三春に口づけをしていた。


顔を上げたときの、潤んだ瞳に真っ赤な頬。


誘ってるようにしか見えなかった。


それに・・・・・・三春の言葉、期待してもいいのかな?


東条さんに見せつけられたときは、そのまま殺してしまいそうだった。


だけど、三春の涙と本心・・・・・・傷つけたのは俺だから・・・・・・。


俺は初めて東条さんを、殺すのはやめてやろうとその時だけ思った。


東(おい!)


でも・・・・・・今は別にいい。


だって、三春が想ってるのは、俺なんだよね?